sleeping place gathering place
Meguro-ku TOKYO

4つのねぐら、2つのひろま がある家

敷地は目黒区の南傾斜地に位置し、住宅に囲まれた都市型狭小敷地です。 建て主は3人の子供を持つ夫婦です。 「狭小地ながらも狭さを感じない家、子供達が楽しくすごせる家」が要望で した。限られたコストと容積の中で空間をどう確保するかを考え、天井の低い 4つの「ねぐら」と家族が過ごす2つの「ひろま」のある案が採用されまし た。「ねぐら」は寝る場所こもる場所で「ひろま」は集う場所です。 天井高の低いネグラには階段に向かって小さな開口が設置され子供達が顔を 出すと巣箱のようです。また外観にも小さな開口を設けリズミカルにちりばめられた窓からは時間帯によって異なる光が落ちてきます。 ローコストならではの潔さで、ヒロマから4つのネグラの気配を感じる楽しい住宅になりました。

巣箱のようなねぐらの開口

DATA
所在地:東京都目黒区
主要用途:住宅
家族構成:夫婦+子供3人
構造:木造在来軸組工法
規模:地上3階
延床面積:98.86㎡(29.3坪)
竣工年:2009年
施工:渡邊技建株式会社
タステンアトリエ にて担当